ユーロ防衛に89兆円、緊急支援基金を新設へ EU
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【5月10日 AFP】欧州連合(EU)の緊急財務相理事会は10日、欧州通貨ユーロ導入諸国が財政危機に陥った場合に緊急融資する基金の創設で合意した。スペインのエレナ・サルガド(Elena Salgado)財務相によると、国際通貨基金(International Monetary Fund、IMF)の拠出分も含めた資金枠は7500億ユーロ(約89兆円)に上る見通しだ。
拠出額の内訳はユーロ圏諸国が4400億ユーロ(約52兆円)、欧州委員会が600億ユーロ(約7兆円)、IMFが2500億ユーロ(約30兆円)。欧州委員会のオリ・レーン(Olli Rehn)委員(経済・通貨問題担当)は、11時間に及んだ協議後の記者会見で巨額の基金設立について「何としてもユーロを防衛するというわれわれの意思を証明するもの」だと説明した。
また、欧州中央銀行(European Central Bank、ECB)も基金支援のため、公社債市場への介入や米連邦準備制度理事会(Federal Reserve Board、FRB)との一時的なスワップ協定など、特別措置を実施すると発表した。
一方、IMFは9日の理事会で、ギリシャへの300億ユーロ(約3兆6000億円)の金融支援を正式決定した。(c)AFP
拠出額の内訳はユーロ圏諸国が4400億ユーロ(約52兆円)、欧州委員会が600億ユーロ(約7兆円)、IMFが2500億ユーロ(約30兆円)。欧州委員会のオリ・レーン(Olli Rehn)委員(経済・通貨問題担当)は、11時間に及んだ協議後の記者会見で巨額の基金設立について「何としてもユーロを防衛するというわれわれの意思を証明するもの」だと説明した。
また、欧州中央銀行(European Central Bank、ECB)も基金支援のため、公社債市場への介入や米連邦準備制度理事会(Federal Reserve Board、FRB)との一時的なスワップ協定など、特別措置を実施すると発表した。
一方、IMFは9日の理事会で、ギリシャへの300億ユーロ(約3兆6000億円)の金融支援を正式決定した。(c)AFP