【5月3日 AFP】米航空大手ユナイテッド航空(United Airlines)とコンチネンタル航空(Continental Airlines)の両社の取締役会が、30億ドル(約2800億円)規模の全株取得による合併で合意した。米メディアが2日伝えた。実現すれば世界最大の航空会社の誕生となる。

 合併は3日にも正式発表される見通し。

 米紙ウォールストリート・ジャーナル(Wall Street JournalWSJ)によれば、ユナイテッドが前月30日、コンチネンタルが2日にそれぞれ取締役会を開き、合併を承認した。

 また、米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)によると、新会社の社名は「ユナイテッド」を引き継ぎ、本社はユナイテッドが本拠地を置くシカゴ(Chicago)とする。また、情報筋の話として、第4四半期に取引が完了する見込みと伝えた。

 新会社では、ユナイテッドのグレン・ティルトン(Glenn Tilton)最高経営責任者(CEO)が2年間の非常勤会長、コンチネンタルのジェフ・スマイゼック(Jeff Smisek)CEOが会長に就く。(c)AFP