【4月28日 AFP】韓国西部の全羅北道(Jeollabuk-do)で進んでいる「セマングム(Saemangeum)干拓事業」の一部で、全長33.9キロ、世界最長の防潮堤が完成し、27日に完工式が行われた。

 セマングムの防潮堤が囲んでいるのは、ソウル(Seoul)市面積の約3分の2にあたる4万100ヘクタールの海面および干潟部分で、ここに予定されている干拓地は産業、観光、農業利用などを目的に2020年を完成目標としている。

 韓国政府は約20年前に着工された防潮堤建設にこれまで総額2兆9000億ウォン(約2430億円)を投入してきたが、反対する環境団体などによる訴訟で計画はたびたび中断した。(c)AFP/Park Chan-Kyong