【3月28日 AFP】厚生労働省は26日、経済連携協定(EPA)のもとでインドネシアとフィリピンから受け入れた外国人看護師のうち3人が、日本の看護士国家試験に合格したと発表した。

 合格したのはインドネシア人2人とフィリピン人1人で、受け入れ事業が始まってから初の合格者となった。しかし残りの251人は不合格となった。全員が母国ですでに看護師の資格を持っているので、日本語が壁になったとみられる。同じ試験を受けた日本人受験者の合格率は約90%だった。

 高齢化が進むなか看護師不足を緩和するため、日本は2008年から両国から看護師を受け入れている。

 外国人看護師は日本国内で最長3年間、補助的な業務に就き、看護師国家試験の受験準備をすることが認められている。入国から3年以内に合格できなければ帰国しなければならない。(c)AFP