【3月16日 AFP】国内自動車大手4社と東京電力(Tokyo Electric Power CompanyTEPCO)は15日、電気自動車(EV)の急速充電器の規格統一と国際標準化を目指す「CHAdeMO(チャデモ)協議会」を発足させた。中心となる企業は東京電力、トヨタ自動車(Toyota Motor)、日産自動車(Nissan Motor)、三菱自動車(Mitsubishi Motors)、富士重工業(Fuji Heavy Industries)。

 協議会名称の「CHAdeMO」は、それぞれ「充電」と「動く」を意味する「Charge」と「Move」を組み合わせたもので、「充電中にお茶でも」との語呂合わせにもなっている。

 東京電力の勝俣恒久(Tsunehisa Katsumata)会長は、電気自動車の普及には充電方式などインフラの標準化が必須だと述べ、協議会発足の意義を強調した。

 同協議会に参加する158の企業・政府機関・自治体には、独自動車部品ボッシュ(Bosch)、仏自動車大手プジョー・シトロエン・グループ(PSA Peugeot Citroen)、伊電力大手エネル(Enel)など外資20社も含まれている。(c)AFP