【3月5日 AFP】米高速道路交通安全局(National Highway Traffic Safety AdministrationNHTSA)が3日、リコール(回収・無償修理)で改修済みのトヨタ製自動車で急加速が起きたという苦情が寄せられていることを明らかにした件に対応し、調査を行ったトヨタ自動車(Toyota Motor)の米販売子会社、米国トヨタ販売(Toyota Motor Sales USA)は5日、苦情の根拠は得られなかったと発表した。

 リコール改修済みの車両に関し寄せられた苦情についてトヨタ側は、現在までに改修が終わった100万台のうちのごく一部であるとしながらも、「極めて真剣に」受け止めて、早急に調査と顧客からの状況聞き取りを行った。

 米国トヨタ販売は、提出した報告書をNHTSAが検討している現時点で、自社の結論を持ち出すのは不適切だと断りながらも、電子制御スロットルや今回のリコールによる改修箇所、ブレーキ・オーバーライド・システムに問題点は確認できなかったことを明らかにした。(c)AFP