【2月24日 AFP】全日本空輸(All Nippon AirwaysANA)は23日、国際線に女性専用トイレを設置すると発表した。3月1日から順次導入する。

 機内トイレのうち1か所を女性専用にする。女性乗客への調査で、「デザートの提供」に次いで2番目に魅力的なサービスとされたことを受けたもの。

 ANA広報担当者によると、女性専用トイレの設置が他社との差別化の要因になるとの乗客からの声が多数あったという。女性からは、男性が待っている状態ではトイレでくつろげないとの声が多かった。

 ANAは、機体の総重量が軽くなることで二酸化炭素(CO2)排出量の削減につながるとして、2006年以降、乗客に搭乗前にトイレを済ませるよう呼びかけるキャンペーンを毎年1か月間実施している。

 また、ANAは機内のトイレに温水洗浄便座を設置する。4月から運航するボーイング(Boeing)777-300ER型機と、今年就航する予定のボーイング787に設置する予定。(c)AFP