【2月18日 AFP】米運輸省当局は17日、トヨタ自動車(Toyota Motor)のカローラ(Corolla)のパワーステアリングの不具合について、調査を開始した。

 運輸省当局者が匿名を条件にAFPに明らかにしたところによると、調査対象は2009年型と2010年型の最大50万台。対象が米国外や生産年が別の車に広がれば台数が増えるおそれもある。

 一方、トヨタの佐々木真一(Shinichi Sasaki)副社長は17日、カローラのステアリングの不具合について調査を進めており、安全性に影響があることが分かればリコールも検討する方針を表明した。

 カローラは、時速64キロ以上で走行中にハンドルが不意に左右にぶれるとの報告が米国で相次いでいた。AFPの調べによるとカローラのステアリングの不具合については2009年に111人、今年これまでに53人のドライバーが米当局に苦情を申し入れている。(c)AFP/Veronique Dupont