【2月12日 AFP】トヨタ自動車(Toyota Morter)が、大規模なリコール問題で失った消費者の信頼を取り戻すため、従来は公表していなかった同社製の車の不具合情報をすべて公表する方針を固めたと、読売新聞(Yomiuri)が12日報じた。

 自動車メーカーには、深刻でない問題の改良に関しては当局に届け出る義務はなく、すべての不具合情報の公表に踏み切るのは世界の大手自動車メーカーではトヨタが初めてとみられるという。

 公表対象には「ドアを開けたり閉めたりしにくい」「座席が移動しにくい」などの情報も含まれるもようで、こうした安全面での深刻度の低い不具合はこれまで、ディーラーが部品を交換するなど個別に対応してきた。

 豊田章男(Akio Toyoda)社長が近く訪米する際に、新方針について説明する見通しだと読売は報じている。情報源は不明。(c)AFP