【2月9日 AFP】会社更生法に基づき経営再建中の日本航空(Japan AirlinesJAL)は9日、米デルタ航空(Delta Air Lines)との業務提携をとりやめ、米アメリカン航空(American AirlinesAA)と航空連合「ワンワールド(Oneworld)」との提携を強化すると発表した。

 日航は、声明で「ワンワールドメンバーであるアメリカン航空(AA)と太平洋(路)線における提携を強化し、共同事業を行うことを決定」したと発表した。

 また「共同事業を行うために、今後日米両当局に対し、太平洋路線における独占禁止法の適用免除(ATI)の申請」を行い、申請が認可された際には、「両社ネットワークの調整、販売協力等を中心とした」共同事業を開始するという。

 アメリカン航空とデルタ航空の米航空大手2社は、日航への出資をめぐり争奪戦を繰り広げていた。(c)AFP