【2月7日 AFP】トヨタ自動車(Toyota Motor)は6日、新型「プリウス(Prius)」のブレーキについて苦情が多発している事態を受けてリコール(無料回収・修理)の実施を決め、今週前半に発表すると7日の読売新聞(Yomiuri Shimbun)が報じた。

 アクセルペダルの不具合から世界各地で生じたトヨタの大規模リコールは、人気のハイブリッド車にまで広がることになる。読売新聞によると、トヨタは新型プリウスが搭載するアンチロック・ブレーキ・システム(ABS)の電子制御プログラムを修正する意向を販売店などに伝えたという。改修の対象になる09年5月発売の新型プリウスは約60の国と地域で30万台が販売されている。

 新型プリウスのブレーキが問題になる以前に、トヨタはアクセルペダルの不具合で北米を中心にすでに約800万台をリコールしている。報道についてトヨタに問い合わせたが、担当者に連絡が付かなかった。(c)AFP/Harumi Ozawa