【2月3日 AFP】米調査会社オートデータ(Autodata)が1日(日本時間2日)発表した1月の米新車販売台数は前年同月比6%増の1078万台(季節調整済み、年換算)となった。962万台だった前年同月より上昇しているものの、12月の1125万台には及ばず、自動車産業の苦境は続いている。

 リコール問題で揺れるトヨタ自動車(Toyota Motor)は落ち込んだ一方、米フォード・モーター(Ford Motor)やゼネラル・モーターズ(General MotorsGM)は回復を見せている。

 オートデータによると、1月の米市場のトヨタの新車販売台数は前年同月比15.8%減の9万8796台となり、市場シェアは3.8ポイント減の14.1%となった。トヨタの米市場での1か月の新車販売台数が10万台を下回ったのは1999年1月以来。トヨタは、リコール発表前に社内で立てていた販売目標を23%下回ったことを明らかにした。

 フォードは11万2406台で、市場シェアを2.4ポイント増の17.3%に伸ばし、米市場の販売台数第2位の地位をトヨタから奪還した。GMは、前年同月比14.6%増の14万6825台となり、市場シェアは1.5ポイント増の20.9%となった。(c)AFP/Mira Oberman