【1月23日 AFP】米インターネット検索最大手グーグル(Google )創業者のラリー・ペイジ(Larry Page)氏とセルゲイ・ブリン(Sergey Brin)氏が、保有する同社株のうちそれぞれ500万株の売却を計画していることが、22日に米証券取引委員会(Securities and Exchange Commission SEC)に提出された文書で明らかになった。

 2009年11月30日に両氏が策定した計画に従って今後5年間かけて売却する。両氏は合計でグーグルの発行済み株式の18%、議決権の59%にあたる5770万株を保有している。売却により2人の持株は発行済み株式の15%、議決権の48%にあたる4770万株に減ることになる。

 両氏の議決権は50%未満になるが、売却後の保有株式数でも引き続き同社の経営を支配できる。株式の売却は保有株式の一部を売却して、資産の分散と流動性向上を図る長期的な資産管理戦略によるものだという。

 現在の株価で計算するとグーグル株500万株はおよそ27億5000万ドル(約2470億円)にあたる。22日のニューヨーク株式市場で同社株は前日比32.97ドル(5.66%)安の550.01ドルで取引を終えた。(c)AFP