【12月26日 AFP】ロシアの政府系天然ガス企業ガスプロム(Gazprom)のアレクセイ・ミレル(Alexei Miller)社長は25日、ウクライナが12月半ばからロシア産ガスの購入量を減らしており、深刻な資金難にある模様だと述べた。

 ロシア通信(Ria Novosti )によると、ミレル氏は露テレビ局Vesti 24に対し、「12月のガス料金の支払いについて、ウクライナが非常に深刻な状況にあることを見聞きしている」と述べた。

 ミレル社長によると、ウクライナは1月11日までにガス料金を支払う必要がある。

 ガスプロムの広報担当は、ウクライナが期限までに支払いができなければ「契約に従う」と、以前に供給を停止したときと同じ言葉を使って説明した。ガスプロムはこれまでにウクライナの不払いにより、何度もガスの供給を停止している。

 今年1月、ロシアとウクライナのガスをめぐる激しい対立により、ウクライナ経由の欧州向けガスの供給が、厳寒の中、2週間にわたって停止された。(c)AFP