番組見るなら手を一振り、テレビは「ジェスチャーコントローラー」の時代へ
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【12月26日 AFP】指を小刻みに動かすだけでテレビのチャンネルや音量を変えたり、身体を動かすだけでテレビゲームのアバター(分身)を操ったりすることができる――リモコンが前世紀の遺物に感じられるような、こうした「ジェスチャーコントローラー」の時代が間もなく到来するという。
身振りをするだけで機器を操作するというSF小説のような技術を実現したのが、ジェスチャーコントロール技術分野をリードするベルギーのソフトウエア開発会社、ソフトキネティック(Softkinetic)だ。
この技術は「3次元ジェスチャー認識」と呼ばれるもの。同社のマイケル・トンブロフ(Michel Tombroff)氏によると、テレビやパソコンのモニターに設置された小型のWebカメラのような3Dカメラが人の動作を撮影し、その画像を分析する。任天堂のWiiのようにプレーヤーが特別な装置を手に持ったり身につけたりする必要はなく、完全に身振りだけで操作が可能な技術だという。
「任天堂のWiiがテレビゲームを一変させたのと同じように、3次元ジェスチャー認識技術は私たちのテレビとの関わり方をすっかり変えることになるでしょう」とトンブロフ氏は話す。「つまり、テレビの方も人間を認識するというインタラクティブ(双方向)の関係になるんです。たとえばあなたがテレビの前に一歩踏み出すと、カメラがそれを認識し、すぐに電子メールや天気予報、交通情報を表示し始めます。テレビはあなたが会社に行くのだと知っているからです」
3次元ジェスチャー認識技術を応用した製品は今年のクリスマスには間に合わなかったが、多くの企業が来年の発売を目指している。 (c)AFP/Chris Lefkow
身振りをするだけで機器を操作するというSF小説のような技術を実現したのが、ジェスチャーコントロール技術分野をリードするベルギーのソフトウエア開発会社、ソフトキネティック(Softkinetic)だ。
この技術は「3次元ジェスチャー認識」と呼ばれるもの。同社のマイケル・トンブロフ(Michel Tombroff)氏によると、テレビやパソコンのモニターに設置された小型のWebカメラのような3Dカメラが人の動作を撮影し、その画像を分析する。任天堂のWiiのようにプレーヤーが特別な装置を手に持ったり身につけたりする必要はなく、完全に身振りだけで操作が可能な技術だという。
「任天堂のWiiがテレビゲームを一変させたのと同じように、3次元ジェスチャー認識技術は私たちのテレビとの関わり方をすっかり変えることになるでしょう」とトンブロフ氏は話す。「つまり、テレビの方も人間を認識するというインタラクティブ(双方向)の関係になるんです。たとえばあなたがテレビの前に一歩踏み出すと、カメラがそれを認識し、すぐに電子メールや天気予報、交通情報を表示し始めます。テレビはあなたが会社に行くのだと知っているからです」
3次元ジェスチャー認識技術を応用した製品は今年のクリスマスには間に合わなかったが、多くの企業が来年の発売を目指している。 (c)AFP/Chris Lefkow