【12月13日 AFP】日系企業がアラブ首長国連邦(UAE)のドバイ(Dubai)首長国の政府や政府系企業に対して持っている債権のうち、約75億ドル(約6600億円)が未回収となっていると、12日の日本経済新聞(Nihon Keizai Shimbun)が報じた。

 日本の建設会社、商社、電機メーカーなどが受注した総事業費約150億ドル(約1兆3400億円)の18のプロジェクトを日本政府が集計した。ドバイ政府が発注した地下鉄や道路などの公共工事も含まれている。銀行の融資は含まれていない。

 10億ドル(約890億円)が支払い期限を過ぎており、支払いが1年以上遅れているものもある。交渉次第で回収できるものある見込みだが、全ては回収できずに日系企業に損失が出る可能性もあるという。(c)AFP