【12月12日 AFP】日米両政府は11日、両国間の航空便数に関わる規制を撤廃する航空自由化協定(オープンスカイ協定)を締結することで合意に達した。

 同協定が正式に締結されれば、現在は規制されている便数を、各航空会社が需要に応じて設定できるようになり、経営再建中の日本航空(Japan AirlinesJAL)をめぐる米航空会社との提携にも影響するとみられる。

 合意を発表したレイ・ラフード(Ray LaHood)米運輸長官は、自由化されれば「両国の消費者、航空会社、経済界すべてが価格競争とさらに利便性の高いサービスの恩恵を受けるだろう」と述べた。

 具体的な日程については明らかにされなかったが、締結へ向けて今後、両国内で調整を進めていく。

 これまで日米間路線の便数については、第2次大戦後の1952年の政府合意に基づき決められていたが、双方から時代遅れとの批判があがっていた。(c)AFP