【11月26日 AFP】トヨタ自動車(Toyota Motor)は25日、米国で販売された車種でフロアマットにアクセルペダルが引っかかり全開の状態から戻らなくなる問題で、危険防止措置として、8車種約380万台を対象にアクセルペダルの無償交換を行うと発表した。

 カリフォルニア(California)州で発生した、運転席のフロアマットが原因で起きたトヨタ車の暴走死亡事故を受けての措置で、対象は米国内で販売された「カムリ(Camry、2007~10年製)」「アバロン(Avalon、05~10年製)」「プリウス(Prius、04~09年製)」「タコマ(Tacoma、05~10年製)」「タンドラ(Tundra、07~10年製)」「レクサスES350(Lexus ES350、07~10年製)」「レクサスIS250(Lexus IS250、06~10年製)」「レクサスIS350(Lexus IS350、06~10年製)」の8車種。

 アクセルペダルの形状変更のほか、一部車種についてはペダル下の床表面の形状も変更するという。また、一部車種で追加の安全措置として、アクセルとブレーキを同時に踏んだ際にアクセルが自動的に緩み、ブレーキを優先する「ブレーキオーバーライドシステム」を採用する。(c)AFP