【11月18日 AFP】経営再建中の日本航空(Japan AirlinesJAL)について、日本政府が法的整理も排除しない方針を示すなか、米デルタ航空(Delta Air Lines)は18日、航空連合「スカイチーム(SkyTeam)」のパートナー企業とともに、日本航空に10億ドル(約890億円)の資金支援を提案したと発表した。

 デルタ航空によれば、打診した支援策は、5億ドル(約450億円)の出資と3億ドル(約270億円)の売り上げ保証、2億ドル(約180億円)の資産担保融資だという。

 デルタ航空は資金支援で、JALのアジアでの黒字路線に目を付けるライバル航空連合「ワンワールド(Oneworld)」や米アメリカン航空(American Airlines)から、JALを引き離したい考えだ。

 デルタ航空からの支援提示について、日本航空のSze Hunn Yap広報担当者はコメントを拒否した。(c)AFP/Daniel Rook