【11月6日 AFP】トヨタ自動車(Toyota Motor)の布野幸利(Yukitoshi Funo)副社長は5日、報道陣に、何かを隠すというのはトヨタの文化ではないと語り、米国での大規模リコールについてトヨタが出した情報は不正確で誤解をまねきかねないという米道路交通安全局(National Highway Traffic Safety AdministrationNHTSA)の4日の声明に反論した。

 米カリフォルニア(California)州で、フロアマットがアクセルペダルの操作を妨げたことが原因とみられるトヨタ車による死亡事故が発生したことを受け、同社は前月、米国で380万台が関係する大規模なリコールを始めた。

 トヨタは2日、車種に適合したフロアマットを正しく固定した車に問題はないと発表したが、米道路交通安全局は4日、安全性に問題がないとの結論に達した事実はなく、根本的な対策にはアクセルと車の床の設計見直しが必要とする声明を出していた。(c)AFP