【10月20日 AFP】藤井裕久(Hirohisa Fujii)財務相は、20日の日本経済新聞(Nikkei)に掲載されたインタビューの中で、税収の落ち込みを補うため2009年度に50兆円以上の新規国債を発行する意向を示した。政府は当初、同年度の新規国債発行額について過去最大の44兆円程度になると見込んでいたが、これをさらに上回ることになる。国債発行額が税収を上回るのは約60年ぶり。

 藤井財務相によると、政府は09年度の税収について、当初見込んでいた46兆1000億円から「6兆円以上」の落ち込みになると見ていると語った。

 日経新聞によると、新規国債発行額が税収を上回るのは戦後混乱期の1946年度以来だという。(c)AFP