【10月10日 AFP】中国の建設機械メーカー、四川騰中重工機械(Sichuan Tengzhong Heavy Industrial Machinery)は9日、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(General MotorsGM)傘下の大型スポーツタイプ多目的車(SUV)ブランド「ハマー(Hummer)」を買収することでGMと正式に合意したと発表した。

 買収後、ハマー株の80%を騰中重工が保有し、残りを香港(Hong Kong)で上場する旭光資源(Lumena Resources)の所有者、索郎多吉(Suolang Duoji)氏が保有する。

 買収額などは明らかにされていないが、一定の移行期間中は、ハマーの生産などをGMに委託する。ハマーの経営は現在の首脳陣が引き続き行い、ジェームズ・テイラー(James Taylor)最高経営責任者(CEO)は現職にとどまる。

 今回の買収により、米国内で3000人以上の雇用が守られる見通しだという。(c)AFP