「報酬制限導入なら本社移転も」、ネスレ会長
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【9月14日 AFP】食品世界最大手ネスレ(Nestle)のピーター・ブラベック・レッツマット(Peter Brabeck-Letmathe)会長兼CEOは、スイス政府が役員報酬に上限を科した場合、本社を他国に移転する可能性を示唆した。
13日のスイス紙ゾンターク(Sonntag)が掲載したインタビューで語ったもの。報酬制限の影響について問われたブラベック会長は、「ネスレにとってスイスが最良の地であるのか問い直さねばならない」と語った。
スイス西部ヴェヴェー(Vevey)に本社を置く同社の前年の純利益は180億スイスフラン(約1兆5700億円)。世界的な経済・金融危機にもかかわらず高額の報酬を受け取る金融機関などの幹部に批判が高まっており、先進国の政治家からも企業幹部の報酬に上限を設けるべきとの意見が出ている。(c)AFP
13日のスイス紙ゾンターク(Sonntag)が掲載したインタビューで語ったもの。報酬制限の影響について問われたブラベック会長は、「ネスレにとってスイスが最良の地であるのか問い直さねばならない」と語った。
スイス西部ヴェヴェー(Vevey)に本社を置く同社の前年の純利益は180億スイスフラン(約1兆5700億円)。世界的な経済・金融危機にもかかわらず高額の報酬を受け取る金融機関などの幹部に批判が高まっており、先進国の政治家からも企業幹部の報酬に上限を設けるべきとの意見が出ている。(c)AFP