【9月2日 AFP】米調査会社オートデータ(Autodata)が1日発表した8月の米国内自動車販売台数は、2007年10月以来ほぼ2年ぶりの増加となった。また、アジアのメーカーの月間販売台数の合計が初めて全体の50%を超えた。

 8月の販売台数は126万台で125万台だった前年同月を上回った。低燃費車への買い替え支援制度「キャッシュ・フォー・クランカーズ(Cash-for-Clunkers)」が一定の成果を収めたかたちだが、1月からの販売台数では前年同期を27.9%下回っている。

 アジアの自動車メーカーのシェアの合計は前年同月比5ポイント増の52.3%だった一方、米3大自動車メーカーの合計は4.5ポイント減の40.8%だった。

 韓国・現代自動車(Hyundai Motor)、米フォード(Ford)、トヨタ自動車(Toyota Motor)、ホンダ(Honda Motor)が2けたの伸びだった一方、ゼネラル・モーターズ(General MotorsGM)、クライスラー(Chrysler)はショールームを訪れる客足は伸びたものの依然として大幅な赤字を計上した。

 メーカー別では現代自動車が過去最高の6万467台(前年同月比47%増)で、シェアは1.5ポイント増の4.8%、フォードが17万6323台(同17%増)でシェアは1.9ポイント増の13.9%、トヨタが22万5088台(同11.0%増)でシェアは0.9ポイント増の17.8%、ホンダが16万1439台(同10%増)でシェアは1.0ポイント増の12.8%だった。(c)AFP/Mira Oberman