7月のユーロ圏失業率、9.5% 1999年以来最悪
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【9月2日 AFP】欧州連合(EU)の統計機関ユーロスタット(Eurostat)が1日発表したユーロ圏16か国の7月の失業率(季節調整済み)は、9.5%となり、1999年5月以来最悪を記録した。失業者数は、前月6月と比べ16万7000人増の1509万人となった。欧州における景気回復のぜい弱性が露呈した形だ。
7月のEU全体の失業率も、2005年5月以来最悪となる9.0%となった。失業者数は、前月比22万5000人増の2179万4000人となった。
EU内で最も失業率が高いのは、製造部門が深刻な苦境に陥っているスペインで18.5%。一方、最も低いのはオランダの3.4%。
調査会社IHSグローバル・インサイト(IHS Global Insight)のエコノミスト、ハワード・アーチャー(Howard Archer)氏は、「ユーロ圏の失業率は今後も著しく悪化する可能性がある。そうなれば短期および中期の成長見通しにとって深刻な脅威となるだろう」と懸念を示している。(c)AFP/Roddy Thomson
7月のEU全体の失業率も、2005年5月以来最悪となる9.0%となった。失業者数は、前月比22万5000人増の2179万4000人となった。
EU内で最も失業率が高いのは、製造部門が深刻な苦境に陥っているスペインで18.5%。一方、最も低いのはオランダの3.4%。
調査会社IHSグローバル・インサイト(IHS Global Insight)のエコノミスト、ハワード・アーチャー(Howard Archer)氏は、「ユーロ圏の失業率は今後も著しく悪化する可能性がある。そうなれば短期および中期の成長見通しにとって深刻な脅威となるだろう」と懸念を示している。(c)AFP/Roddy Thomson