【8月28日 AFP】トヨタ自動車(Toyota Motor)は28日、米カリフォルニア(California)州にあるゼネラル・モーターズ(General MotorsGM)との合弁工場での車両生産を、2010年3月で打ち切ると正式発表した。

 生産を打ち切るのは、GMと合弁で1984年にカリフォルニア州フレモント(Fremont)に設立した工場「NUMMI(New United Motor Manufacturing Incorporated)」。6月に米連邦破産法を申請したGMは、すでにNUMMIでの合弁解消を決定していた。NUMMIは、GMがトヨタ式の効率的な生産方式を学ぶ場となってきた。

 トヨタの大規模な海外工場閉鎖は初めて。工場と従業員約4700人の処遇については、NUMMIの経営陣が最終的な決定を下す見通し。トヨタがNUMMIで生産している米市場向けのピックアップトラック「タコマ(Tacoma)」はテキサス(Texas)工場に、「カローラ(Corolla)」はカナダ工場と日本国内工場に移管する。(c)AFP/Daniel Rook