【8月27日 AFP】日産自動車(Nissan Motor)と米自動車大手クライスラー(Chrysler)は26日、前年合意した小型車をOEM(相手先ブランドによる生産)供給で相互供給する事業提携計画を解消すると、共同声明で発表した。自動車業界の不振が背景という。

 当初計画で日産は、南米市場向けの小型セダンを今年から、世界市場向けの小型車を2010年からクライスラーにOEM供給する予定だった。一方、クライスラーは2011年からピックアップトラックを日産に供給する予定だった。

 しかし、クライスラーが再建計画の一環としてイタリア自動車大手フィアット(Italy)と提携するなど、計画発表時から情勢が大きく変わったことを踏まえ、提携解消を決定した。(c)AFP