7月の米新車販売、買い換え助成金制度で年率1000万台に
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【8月4日 AFP】3日に発表された7月の米国内新車販売台数は、年換算率で1124万台(季節調整値)となり、約2年ぶりに販売台数が増加に転じた。販売台数調査を実施した米調査会社オートデータ(Autodata)によると、販売台数が1000万台を越えるのは、2009年に入って初めて。
中古車を低燃費の新車に買い換えた消費者に、4500ドル(約43万円)を支給する米政府の買い換え助成金制度が功を奏したかたちだ。
この制度により、1週当たり20万台の新車が売れた。しかし、オートデータによると、7月の自動車販売台数は前年同月比で12.2%減の114万台、09年1-7月の総販売台数は同32.1%減で、米自動車産業全体としての販売状況は、1980年代前半の経済低迷時レベルにとどまっている。
主要自動車メーカー別では、ゼネラル・モーターズ(General Motors、GM)が米国内販売台数でこの10か月で最高の売上げ高を記録したものの、総販売台数は前年同月比19.4%減の15万5569台だった。また、市場シェアも前年同月の20.4%から18.8%に縮小した。
7月の勝者は、2007年11月以来となる売上増を記録したフォード・モーター(Ford Motor)だ。フォードの市場シェアは前年同月の13.7%から15.9%に拡大している。「フォード(Ford)」「リンカーン(Lincoln)」「マーキュリー(Mercury)」など、主要ブランド車の販売台数が9%増加して11万8197台。傘下のボルボ(Volvo)ブランドなどを含めた総販売台数も、2.3%増の16万5279台だった。
クライスラー(Chrysler)の7月の新車販売台数は、経営再建の一環としての工場閉鎖などが響き、9%減の8万8900台だった。その一方で、買い換え助成金制度により40日分の在庫削減が進み、売上高は52%増となった。(c)AFP/Mira Oberman
中古車を低燃費の新車に買い換えた消費者に、4500ドル(約43万円)を支給する米政府の買い換え助成金制度が功を奏したかたちだ。
この制度により、1週当たり20万台の新車が売れた。しかし、オートデータによると、7月の自動車販売台数は前年同月比で12.2%減の114万台、09年1-7月の総販売台数は同32.1%減で、米自動車産業全体としての販売状況は、1980年代前半の経済低迷時レベルにとどまっている。
主要自動車メーカー別では、ゼネラル・モーターズ(General Motors、GM)が米国内販売台数でこの10か月で最高の売上げ高を記録したものの、総販売台数は前年同月比19.4%減の15万5569台だった。また、市場シェアも前年同月の20.4%から18.8%に縮小した。
7月の勝者は、2007年11月以来となる売上増を記録したフォード・モーター(Ford Motor)だ。フォードの市場シェアは前年同月の13.7%から15.9%に拡大している。「フォード(Ford)」「リンカーン(Lincoln)」「マーキュリー(Mercury)」など、主要ブランド車の販売台数が9%増加して11万8197台。傘下のボルボ(Volvo)ブランドなどを含めた総販売台数も、2.3%増の16万5279台だった。
クライスラー(Chrysler)の7月の新車販売台数は、経営再建の一環としての工場閉鎖などが響き、9%減の8万8900台だった。その一方で、買い換え助成金制度により40日分の在庫削減が進み、売上高は52%増となった。(c)AFP/Mira Oberman