【7月31日 AFP】任天堂(Nintendo)が30日発表した2009年4-6月期決算は、主力の家庭用ゲーム機「Wii(ウィー)」の販売不振などが影響し、売上高が前年同期比40.1%減の2535億円、純利益が同60.6%減の423億円と、大幅な減収減益となった。

 任天堂は近年、「Wii」人気を追い風に家庭用ゲーム機市場でソニー(Sony)やマイクロソフト(Microsoft)を圧倒する好業績をおさめていたが、今期はソフトのヒット作の不在が響き、本体の販売が前年同期の517万台から223万台へ急減。携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」の販売台数も、587万台(前年同期は694万台)と減少した。円高も影響した。

 一方、2010年3月期の業績予想については、「Wiiスポーツリゾート」などの新作のヒットが見込めるとして修正せず、売上高1兆8000億円、純利益は3000億円に据え置いた。(c)AFP/Daniel Rook