【7月30日 AFP】韓国・ソウル(Seoul)南方約70キロの平沢(Pyeongtaek)にある双龍自動車(Ssangyong Motor)の本社工場近くで29日、5月から工場内に立てこもる労働組合員を支援する人々が反政府デモを行い、警官隊と衝突になった。

 双龍自は販売不振に陥り、従業員の36%に当たる2646人の解雇を発表したが、これに反対する労組側は5月21日から工場を占拠、鉄パイプやパチンコ、引火性のシンナーなどで「武装」して立てこもっている。

 同社によると、債権者団体は29日までに、労組が今月中に工場の操業が正常化しない限り、8月上旬にも裁判所に双龍自の破産を申請する方針。これを知った支援者らがデモを行った。(c)AFP