【7月13日 AFP】食品国内最大手のキリンホールディングス(Kirin Holdings)と2位のサントリーホールディングス(Suntory Holdings)が、経営統合に向けて交渉していることが13日、明らかになった。日本経済新聞(Nikkei)が報じた。統合が実現すれば世界最大級の酒類・飲料メーカーが誕生することになる。

 同紙が消息筋の話として伝えたところによると、両社は年内に統合に合意する意向。国内の収益基盤を強化するとともに、成長が見込まれる海外市場の積極開拓を目指す。

 両社の2008年の連結売上高の合計は3兆8000億円で、統合後はビール・清涼飲料水市場でそれぞれ国内トップとなる。

 さらに、ベルギーに拠点を置く「アンハイザー・ブッシュ・インベブ(Anheuser-Busch InBev)」や、米飲料大手コカ・コーラ(Coca-Cola)を超え、米飲料大手ペプシコ(PepsiCo)や同食品大手クラフト・フーズ(Kraft Foods)と並ぶ世界的大企業となる見込み。(c)AFP