静かなハイブリッド車に危険性、付加音を検討 国交省
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【7月3日 AFP】国土交通省は3日、ハイブリッド(HV)車や電気自動車について走行時の静音性が目が不自由な人など歩行者に危険だと指摘されている問題に関する前日の検討会で、これらの車に音を付加する可能性を協議したと発表した。
ハイブリッド車や電気自動車は、駆動バッテリーでの走行時は、ほとんどモーター音がしないため、エンジン音で車の接近を察知する目の不自由な人びとや歩行者にとっての危険性が指摘されてきた。
こうした問題を検討するため、国交省は有識者、警察、自動車業界や、目の不自由な人びとや消費者の代表ら13人による「ハイブリッド車等の静音性に関する対策検討委員会」を立ち上げ、2日に第1回会合が行われた。
検討委員会では、歩行者に自動車の接近を知らせる何らかの警告音をハイブリッド車に付け加えるとの意見が複数あったという。
その一方で、ハイブリッド車の静音性は優れた機能であり、沿道の住民への騒音配慮が必要だという認識でも一致した。
同委員会は、年内に報告書をまとめるとしている。
トヨタ自動車(Toyota Motor)のハイブリッド車「プリウス(Prius)」は1997年の発売以降、現在、世界で最も売れているHV車だ。さらに、価格を抑えて発売した最新型プリウスは、5月の発売直後から20万台の注文が殺到し、国内市場で第1位の売り上げを誇る。(c)AFP
ハイブリッド車や電気自動車は、駆動バッテリーでの走行時は、ほとんどモーター音がしないため、エンジン音で車の接近を察知する目の不自由な人びとや歩行者にとっての危険性が指摘されてきた。
こうした問題を検討するため、国交省は有識者、警察、自動車業界や、目の不自由な人びとや消費者の代表ら13人による「ハイブリッド車等の静音性に関する対策検討委員会」を立ち上げ、2日に第1回会合が行われた。
検討委員会では、歩行者に自動車の接近を知らせる何らかの警告音をハイブリッド車に付け加えるとの意見が複数あったという。
その一方で、ハイブリッド車の静音性は優れた機能であり、沿道の住民への騒音配慮が必要だという認識でも一致した。
同委員会は、年内に報告書をまとめるとしている。
トヨタ自動車(Toyota Motor)のハイブリッド車「プリウス(Prius)」は1997年の発売以降、現在、世界で最も売れているHV車だ。さらに、価格を抑えて発売した最新型プリウスは、5月の発売直後から20万台の注文が殺到し、国内市場で第1位の売り上げを誇る。(c)AFP