【5月25日 AFP】トヨタ自動車は25日、経営危機の米自動車大手ゼネラル・モーターズ(General MotorsGM)に対しハイブリッド車の技術供与を検討しているとのメディア報道について、AFPの取材に「考えていない」と否定した。

 読売新聞(Yomiuri Shimbun)は同日、トヨタが「プリウス(Prius)」などのエンジンとモーターを制御して燃費を向上させる特許技術をGMに供与する準備があり、再建計画の提出期限が6月1日に迫っているGMが破産法適用を申請した後でも、要請があれば応じる方針だと報道。トヨタが間接的にGMの経営再建支援を行うことで、同社のハイブリッド技術が事実上の世界基準になるメリットがあると説明していた。

 トヨタとGMは資本提携関係はないが、小型車を米国内で合弁生産するなど幾つかの分野で協力している。(c)AFP