【5月22日 AFP】米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)は21日、業界筋の情報として、米政府が自動車大手ゼネラル・モーターズ(General MotorsGM)に公的資金約300億ドル(約2兆8000億円)を追加支援し、破産処理する方向で準備を進めていると報じた。

 これに先立って、全米自動車労組(United Auto WorkersUAW)は同日、米財務省およびGMとの間で、一部労働条件の見直しで暫定合意に達したと発表しており、GMが破産法申請を回避できる可能性が浮上していた。

 UAWによると、合意事項には2007年にGMとの間で結んだ労働協約や、従業員と退職者を対象とした保健制度の見直しなどが含まれているが、最終合意するためには組合員の承認が必要。(c)AFP