【5月7日 AFP】経営危機にある米自動車大手ゼネラル・モーターズ(General MotorsGM)が7日に発表した2009年1-3月期決算は、約60億ドル(約6000億円)の純損失となった。

 特別項目を除いた調整後損失は59億ドル(約5900億円)、1株当たり損失では9.66ドル(約966円)となった。前年同期は同3億8100万ドル(約380億円)、1株損失67セント(約66円)で、大幅に損失が拡大した。ただし、大方の観測筋が予測していた67億ドル(約6600億円)、1株当たり11.05ドル(約1100円)を超える調整後損失には至らなかった。

 売上高は前年同期比の424億ドル(約4兆2100億円)から、47%減の224億ドル(約2兆2200億円)だった。GMでは売上高減少の主な要因は、前年比でマイナス40%、90万3000台の生産台数削減を全世界で行ったためとしている。
 
 膨大な負債を抱えているGMには、150億ドル(約1兆4900億円)を超える公的資金が投入されている。6月1日の期限までに再建計画を提出しなかった場合はクライスラー(Chrysler)同様、破産法の申請を余儀なくされる。(c)AFP