景気悪化に備えた「資本緩衝」を、米銀ストレステストでFRB
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【4月25日 AFP】米連邦準備制度理事会(Federal Reserve Board)は24日、銀行の健全性を調べる「ストレステスト」の予備的な結果を大手銀19行に伝えた。完全な結果は来月4日に公開される予定。
ストレステストは苦境に陥った米金融部門の透明性向上を目指す取り組みの一環として行われている。個別の銀行にどの程度の資本注入が必要か判断する際の参考にもされる。
19行の予備結果の内容を明らかにされていない。FRBは追加資本支援が必要とされた銀行を債務超過状態とみなすことはないとしている。
FRBが公表した「ストレステスト白書」は、2009年の米国経済は2.0%のマイナス成長、2010年は2.1%のプラス成長になると予測している。しかし2009年の米経済は3.3%落ち込み、2010年も0.5%しか成長しないとの見方も出ている。
ストレステストの結果を受けてどのような措置がとられるのか明らかにされていないが、複数のFRB高官は経済が予想を超えて悪化した場合でも適切な資本を確保できるようにするための措置がとられると述べた。(c)AFP/Rob Lever
ストレステストは苦境に陥った米金融部門の透明性向上を目指す取り組みの一環として行われている。個別の銀行にどの程度の資本注入が必要か判断する際の参考にもされる。
19行の予備結果の内容を明らかにされていない。FRBは追加資本支援が必要とされた銀行を債務超過状態とみなすことはないとしている。
FRBが公表した「ストレステスト白書」は、2009年の米国経済は2.0%のマイナス成長、2010年は2.1%のプラス成長になると予測している。しかし2009年の米経済は3.3%落ち込み、2010年も0.5%しか成長しないとの見方も出ている。
ストレステストの結果を受けてどのような措置がとられるのか明らかにされていないが、複数のFRB高官は経済が予想を超えて悪化した場合でも適切な資本を確保できるようにするための措置がとられると述べた。(c)AFP/Rob Lever