【4月23日 AFP】米電子機器大手アップル(Apple)が22日発表した2009年1-3月期決算は、携帯電話端末「iPhone(アイフォーン)」の販売が好調だったことなどを受け、純利益が前年同期比15%増の12億ドル(約1170億円)となった。

 売上高も、前年同期の75億1000万ドル(約7340億円)から81億6000万ドル(約7970億円)に増加した。これは、79-80億ドル(約7720-7820億円)としたアップルの予測や79億6000万ドル(約7780億円)とした市場予測を上回るものだった。1株あたりの利益は1.84ドル(約180円)で、これも1.09ドル(約107円)とした市場予測を上回った。

 アップルによると、今期の各製品の売り上げ台数は、マッキントッシュ(Macintosh)コンピューターが前年同期比3%減の222万台、携帯音楽プレーヤー「iPod」が同3%増の1101万台、アイフォーンが同123%増の379万台となった。

■ジョブズ氏、予定通り復帰へ

 アップルのピーター・オッペンハイマー(Peter Oppenheimer)最高財務責任者(CFO)は決算発表と同時に、病気療養中のスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)最高経営責任者(CEO、54)が6月末に復帰する見通しを示した。

 アップルは今年1月、ジョブズ氏が6月まで医療休暇をとることを発表していた。アップルは、ジョブズ氏が2004年に膵臓(すいぞう)がんの手術を受けて以来、同氏の健康状態に関しては秘密主義を通していることで知られている。(c)AFP