【4月14日 AFP】米金融大手ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)は13日、2009年度第1四半期(1-3月)の決算を発表した。純損益はマーケットの予測をはるかに超える18億1000万ドル(約1800億円)の黒字になり、08年度第4四半期(9-11月)の21億2000万ドル(約2120億円)の赤字から黒字復帰を果たした。

 1株当たりの利益は、大方のアナリストが予想した1.33ドル(約133円)を大きく上回る3.39ドル(約338円)となった。

 ゴールドマンはまた、昨秋に米政府の不良資産救済プログラム(Troubled Asset Relief ProgramTARP)で注入された100億ドル(約1兆円)の公的資金返済のため、50億ドル(約5000億円)の普通株を発行して公募増資を行うと発表した。
 
 ゴールドマンなど金融各社は、最近、公的資金の注入にあたり米政府が課した諸条件が経営に悪影響を与えているとして、公的資金を早期に返済したい意向を表明していた。(c)AFP