【4月1日 AFP】麻生太郎(Taro Aso)首相は31日、首相官邸での記者会見で、09年度補正予算案の編成も含む追加経済対策を、4月中旬までにまとめることを正式に発表した。支出規模に関しては明らかにしなかった。

 首相は、前年10月以来4度目となる経済対策について、低炭素社会の構築と日本文化を産業につなげるといった日本の底力の発揮を含めることを明言。なかでも、「環境・エネルギー分野は、日本が世界で最も強い分野」とし、太陽光発電や環境にやさしい自動車、日本の技術で、「低炭素革命を先導したい」意向を強調した。

 これまでの報道によれば、追加経済対策には再生可能エネルギーの開発が含まれ、これにより太陽エネルギーの使用量が今後10年間で20倍増加するとの見込まれている。

 補正予算の規模は10兆円以上となり、今後3年間で200万の雇用創出を目指すものになりそうだという。(c)AFP