【3月19日 AFP】(一部訂正)米連邦準備制度理事会(Federal Reserve BoardFRB)は18日、金融政策を決定する連邦公開市場委員会(FOMC)の2日間の会合を終え、市場の信用回復のため今後6か月で長期国債を最高3000億ドル(約29兆円)買い入れることを、全会一致で決めた。

 また、停滞する米経済の回復に向けた広範な対応策の一環として、住宅ローン担保証券の買い取り規模も7500億ドル(約72兆円)拡大して計1兆2500億ドル(約120兆円)とするほか、その他の政府機関債の買い取り枠も1000億ドル(約9兆6000万円)増やす。

 長期国債の買い入れは、英中央銀行のイングランド銀行(Bank of England)が先に発表した量的緩和政策に続く動き。

 FRBの発表を受け、同日の米株式市場は続伸。ダウ工業株30種平均(Dow Jones Industrial Average)の終値は、前日比90.88ドル(1.23%)高の7486.58ドルで取引を終えた。(c)AFP/Veronica Smith