【3月15日 AFP】台湾の中国時報(China Times)紙は15日、台湾政府が、長らく続いたカジノ禁止の撤廃に向けて当面は2か所までのカジノリゾートの建設を許可することを決めたと伝えた。

 カジノ建設に対しては犯罪増加やモラル低下などへの懸念が上がっていたが、台湾議会は1月に、議会で多数を握る与党・国民党(KuomintangKMT)の賛成でカジノ建設を承認する法案を可決していた。カジノを建設できるのは離島のみで、住民投票で過半数が賛成することが条件となる。

 中国時報によると、14日の政府機関の会合で、カジノ建設を許可された業者は1000室以上のホテルを建設しなければならないことが決まった。

 また、今後10年間にわたって、3か所目のカジノを建設しない方針を決めた。同紙によると、これは「競争を防止し、起こりうる社会的な影響を低減する」ための措置だという。(c)AFP