【2月19日 AFP】仏銀大手BNPパリバ(BNP Paribas)が19日発表した2008年第4四半期(10-12月期)決算は、13億6600万ユーロ(約1620億円)の赤字となった。通期純損失は前年比61.5%減。
 
 景気後退の影響が同期決算に及んだためで、赤字決算は予想通りの結果。BNPパリバは前年、金融大手フォルティス(Fortis)のベルギー部門の買収を発表しているが、先行きは不透明なままだ。

 2008年通期利益は最高益を記録した2007年の78億ユーロ(約9250億円)から30億ユーロ(約3560億円)と大きく減らした。

 2008年9月の米証券大手リーマン・ブラザーズ(Lehman Brothers)の破たんの影響で、融資および投資部門で20億ユーロ(約2370億円)の損失を計上した。

 2008年通期の収益は、小口金融と資産運用部門の好調に支えられ、前年比11.8%減の273億7600万ユーロ(約3兆2480億円)と黒字を保った。(c)AFP