【2月15日 AFP】米ウォールストリート・ジャーナル(Wall Street JournalWSJ)は14日、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(General MotorsGM)は、近く米政府に提出することになっている経営再建計画で、米政府に数十億ドルの追加資金支援を求めるか、あるいは政府から一部費用の援助を受けて連邦破産法11条の申請を行うという2つの案を出す計画だと報じた。

 WSJ紙は、専門家や連邦議会議員の中には、破産法11条の申請を行ったうえで合理化することが、GMの再生に向けた最も確実な方法だとする声もあると伝えている。

 米政府はすでに昨年末、GMに対し公的資金による134億ドル(約1兆2000億円)の支援を決定している。数百万人が失業している厳しい経済環境のなかで追加支援には政治的困難が伴う可能性がある。WSJ紙はGM経営陣に近いとする複数の人物の話として、米国の議会と政府は厳しい選択を迫られることになるとの見方を伝えた。

 GMは17日までに米財務省に再建計画を提出することになっている。(c)AFP