【2月13日 AFP】経済悪化の波が世界規模で広がるなか、スペインが12日、景気後退(リセッション)入りを正式発表するなど、主要国が相次いで景気後退に突入している。

「景気後退」は、国内総生産(GDP)成長率が2四半期連続でマイナスの場合と一般的に定義される。

■ すでに景気後退入りした国

・米国

全米経済研究所(National Bureau of Economic ResearchNBER)によると、2007年12月に景気後退入りした。08年第3四半期GDPが前期比0.5%減だったのに続き、第4四半期には3.8%減だった。

・日本

08年第3四半期に景気後退入り。08年第2・3四半期ともGDPが0.1%減だった。

・ドイツ

08年第2四半期が0.4%減、第3四半期は0.5%減。

・英国

08年第3四半期が0.6%減、第4四半期が1.5%減の2期連続マイナス成長だった。

・イタリア

08年第2四半期のGDPは0.4%減、第3四半期が0.5%減。

・スペイン

08年第3四半期が0.2%減、第4四半期も1.0%減の2期連続マイナス成長。


 このほか、アイルランド、カナダ、ニュージーランド、シンガポール、香港、スウェーデン、クロアチア、エストニア、ラトビアも景気後退入り。

 一方フランス、オランダ、ベルギー、オーストリア、ハンガリー、ポルトガル、デンマーク、フィンランド、リトアニア、ウクライナ、ロシア、アイスランドなどは景気後退入りが予想されている。(c)AFP