【2月3日 AFP】日本自動車第4位の三菱自動車(Mitsubishi Motors)は、世界的な自動車の販売不振や円高の影響で2009年3月期の連結決算は赤字が予想されることから、米工場で300人の雇用削減を実施する見込みだ。

 3日の日本経済新聞(Nikkei)によると、三菱自動車の09年3月期損益は、前年同期の347億円の黒字から200億円前後の赤字に転落する見通しだという。

 米イリノイ(Illinois)州の工場の正社員を、現在1600人から3月末までに300人減らした1300人とするほか、仏自動車大手プジョー・シトロエングループ(PSA Peugeot Citroen)と共同で建設しているロシア工場の生産規模を、年16万台から減産することも検討しているという。

 三菱自動車からは、同記事に関する声明は出ていない。三菱自動車の08年12月期決算は4日に発表の予定。(c)AFP