【1月31日 AFP】全日本空輸(All Nippon AirwaysANA)は30日、2009年3月期連結決算見通しを当初の170億円の黒字から90億円の赤字に下方修正した。同社が赤字となるのは6年ぶりで、世界的な景気後退による北米や欧州へのビジネス目的の航空需要の低迷が響いているとみられる。

 全日空は同期の営業損益に関しては80億円の黒字を確保できるとしているが、それでも当初見通しの550億円を大幅に下方修正した形だ。

 全日空はこれまで堅調な収益を上げてきており、前年の純利益は641億円だった。(c)AFP/Kyoko Hasegawa