【1月27日 AFP】経営難に陥っている米金融大手シティグループ(Citigroup)が5000万ドル(約44億5900万円)の社用ジェット機の購入を計画していることについて、米上院小委員会のカール・レビン(Carl Levin)議員(民主党)が怒りをあらわにしている。

 ニューヨーク・ポスト(New York Post)紙は消息筋の話として、シティグループが仏ダッソー(Dassault)社製ジェット機「ファルコン7X(Falcon 7X)」の購入を計画していると報じた。

 これについてレビン議員は26日、「このばかげた計画を何としてでも中止させるよう、ティモシー・ガイトナー(Timothy Geithner)氏に伝え、ガイトナー氏も迅速に処理すると約束した」との声明を発表。政府支援をうける自動車業界には社用ジェット機の売却を指示しており、二重基準は認められないと言明した。

 ガイトナー氏はその後、上院で財務長官就任が承認された。シティグループは、米政府の救済策の一環として450億ドル(約4兆円)の公的資金援助を受けている。(c)AFP