【1月24日 AFP】韓国の半導体・電子機器大手サムスン電子(Samsung Electronics)は23日、需要の落ち込みなどを背景にメモリーチップや液晶パネルの価格が急落したことなどを受け、四半期決算を公表するようになって以降、初の赤字を計上したと発表した。

 サムスン電子が同日発表した2008年10-12月期決算によると、同期の純損益は200億ウォン(約13億円)の赤字だった。07年の同期は2兆2100億ウォン(約1420億円)、08年7-9月期は1兆2200億ウォン(約780億円)の黒字だった。

 08年10-12月期は、売上高に関しては17兆4800億ウォン(約1兆1200億円)だった前年同期に対し18兆4500億ウォン(約1兆1800億円)と増加したものの、営業損益では1兆7800億ウォン(約1140億円)の黒字だった前年同期に対し、9400億ウォン(約600億円)の赤字となった。

 08年通年の最終利益は、7兆4300億ウォン(約4800億円)だった07年に対し、5兆5300億ウォン(約3600億円)となった。(c)AFP