【1月3日 AFP】(一部更新)年明け初日の取引日となる2日の米国株式市場は、バラク・オバマ(Barack Obama)次期米大統領による大規模な景気刺激策への期待感から、大幅続伸した。

 ニューヨーク(New York)市場のダウ工業株30種平均(Dow Jones Industrial Average)は、前営業日の2008年12月31日に比べ258.30ドル(2.94%)高となる9034.69ドルで取引を終えた。

 ハイテク株中心のナスダック(Nasdaq)総合指数は前営業日比55.18ポイント(3.50%)高となる1632.21で、幅広い銘柄で構成するスタンダード&プアーズ(S&P)500種株価指数は同28.55ポイント(3.16%)高の931.80でそれぞれ引けた。

 また、欧州株も、ロンドン(London)市場のFTSE 100種総合株価指数が2.88%高、フランクフルト(Frankfurt)市場のドイツ株式指数(DAX)が3.39%高、パリ(Paris)市場のCAC 40種指数が4.09%高で取引を終了した。

 ベルギー、スペイン、イタリア、オランダの各取引所でも株式が全面高となった。

■原油市場も続伸

 一方、同じく取引初日となった同日の原油市場は、イスラエル軍のガザ(Gaza)地区攻撃による中東情勢悪化への懸念や、ロシアによるウクライナへのガス供給停止が材料視され続伸した。

 ニューヨーク・マーカンタイル取引所(New York Mercantile ExchangeNYMEX)では、指標となる米国産標準油種(WTI)先物が、前営業日の31日に比べ1.74ドル高い1バレル=46.34ドルで取引を終えた。

 ロンドン市場の北海ブレント(Brent North Sea)先物は同1.32ドル高の1バレル=46.91ドルとなった。(c)AFP