【1月1日 AFP】激動の2008年の締めくくりとなった31日の原油先物相場は急反発した。

 ニューヨーク・マーカンタイル取引所(New York Mercantile ExchangeNYMEX)では、指標となる米国産標準油種の軽質スイート原油(2月渡し)が、前日比で15%近く上昇し、前日比5.57ドル高の1バレル=44.60ドルで取引を終えた。

 ロンドン(London)市場では、指標の北海ブレント(Brent North Sea)原油(2月渡し)が、前日比5.55ドル高の1バレル=45.59ドルで取引を終えた。

■2008年の原油相場

 2008年の原油価格は、7月11日に過去最高水準の1バレル=147ドル超をつけた後、世界的な金融危機を引き金とした世界的な景気後退によるエネルギー需要の収縮を反映し急落。12月19日にはニューヨーク市場で1バレル=32.40ドルの底値をつけた。

 今年最後の取引は、1年前と比べて53.5%安。ニューヨーク、ロンドン両市場の指標原油の価格はともに、最高値から約70%下落した。(c)AFP